2014年

2月

17日

急流救助 パート14 

知識や技術のブログが久しぶりになりました。

 

川の流れについて、水には重み(質量)があるので下に沈みながら流れていくとお伝えしました。これが川においては、やっかいなんです。

 

体験談を話すと

川でのトレーニング中に、水面下が侵食された岩(アンダーカットロック)が有り(侵食とは流れがその岩に当たり削られている)その侵食された岩の上流側で泳いでいたのですが、予想以上に流れが早くその侵食された岩の正面に流され飲み込まれてしまいました。浮力のあるライフジャケットは身に付けていましたが、一瞬でした。

 

水の流れと一緒に足から吸い込まれ、斜めに沿った岩壁に両手手の平が滑って行きます。光は影に入るので一気に暗くなりました。運良く横から流れ出たその瞬間、一気に光が入り抜けることが出来たのですが、ヒヤッとした瞬間でした。

 

 

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2014年

2月

10日

ホットカッター

ネットショッピングで購入したホットカッターです。

 

刃の部分は刃と言う程の刃ではない、熱でナイロン製などの生地を切るための道具でカッターナイフの様に鋭い刃はないので指など切ることは無い。あえてより切れるように包丁研ぎで怪我しない程度に研ぎました。

ネットで2000円~3000円程で販売されています。

これで十分でしょ。

ホームページのサイトを移行中です。ブログは現在移行先にはまだ準備が出来ていませんのでこのサイトのままですが来月中に全て移行します。移行先ホームページ

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2014年

2月

03日

ウォーターノット&本結び  パート14

ウェビングで支点を取る際に、今では何も考えずに結びはウォーターノットを行っています。他の結びではダメなのか?

 

先日、質問を受けました。私も学んだ事をそのまま疑問とせずに皆様に伝えていました。すみません。まさに、形だけで覚えてしまい「なぜ?」が無かったのです。

 

荷重が掛かったり、荷重が抜けたりを繰り返す際に(これを サイクリカルローディング Cyclical loadingと言います)結びの中には解けやすい結びがあります。本結びもその内の一つです。その為に解けにくいウォーターノットを使用しています。

ウォーターノットも本結びも強度は殆ど変わらないそうです。

もし本結びを使用する場合には端末の処理が必要です。ウォーターノットも充分な端末の長さとドレスアップやセットをおろそかにすると解けてしまうので注意が必要です。

 

形で覚えてしまうと、この様に必ず基本に戻ってしまいます。3日間のテクニカルロープレスキューは基本を中心に行います。基本を理解することでより応用テクニックの理解度が高まります。

 

大阪府貝塚市TRR講習

 

 

 

 

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2014年

2月

01日

17mのレスキューポール

北九州市若松区沖で内閣府職員が変死 ボート転覆のニュース

 


巡視艇が現場に駆け付けると、ゴムボートの中で倒れている人影を確認しました。しかし強風・荒波のため巡視艇はゴムボートに接近できず、約40分後の午前11時ころにボートは転覆しました。

 

 

17mのポールが有れば、それで引き寄せることが出来なかったのかなぁ。と、17mは海では爪楊枝レベルか。海外では海でも活躍しているようだが、強風・荒波では打つ手無しか。

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2014年

2月

01日

エッジガード パート13

写真は、今ではメジャーなエッジガード。

ロープレスキュー 失敗4原因の一つ、エッジでのロープの断裂があります。ロープの負担を小さくするエッジーガードです。

 写真は自作品です。

厚めの帆布生地を購入して解れない様に両サイドをミシン縫い。

4角にハトメを取り付けただけです。

 

 

 

写真の生地は4号サイズですが、より厚手の生地となれば3号、2号と小さい数字を選べばよい。

 生地は90cm幅 70cm長さでネット1,000円ほど。

このサイズで十分でしょ。

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2014年

1月

28日

講習日程の追加

レスキュー3

テクニカルロープレスキュー(TRRーT)講習の日程を追加しました。

大阪府 貝塚市詳細ページ

愛媛県 大洲市詳細ページ

 

スィフトウォーターレスキュー(SRT-1)講習の日程を追加しました。

和歌山県 北山川詳細ページ

徳島県 吉野川詳細ページ

高知県 吉野川詳細ページ

 

上記講習会場以外の出張講習も承りますのでご遠慮なく連絡頂ければと思います。

 

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2014年

1月

25日

南海トラフ地震 被害想定2

本日も南海トラフ地震の被害想定のニュースが流れていました。

 

現在、大阪に滞在していることが多く新聞を読めば南海トラフ地震の記事が多く目に付きます。これだけのニュース等の報道があるも多くの方は意識が低いと思います。「自分は大丈夫だろ」 と考えるのか、「なる様にしかならない」と考えるのか分かりませんが。

私自身がただの心配性なのでしょうか、毎日が怖いですね。

 

下記4行はネットより一部抜粋しました

 

「家庭にも1週間以上の食料を蓄えて」

消防庁のマニュアルでは日常備蓄の目安を「3日間程度」とするが、検討部会は「1週間分以上」を求める。報告書では、行政による「公助」だけなく、住民が自ら命を守る「自助」の重要性を訴えた。

 

食料だけでは有りませんが、「自助の重要性」 そのとおりだと思います。

 

情報は少し古いのですが南海地震が起きた際に自身の住まいの想定が確認できます。1度確認してみては如何でしょうか。

http://www.asahi.com/special/nankai_trough/

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2014年

1月

23日

ロープレスキュー講習

先日、大阪府機動隊より講習依頼がありロープレスキュー講習を行ってきました。

 

短い時間でしたが、積極的に参加され、また、積極的に質問もされる方もいらっしゃいました。府民、国民、救助を必要とされる方のために、常に前向きにトレーニングに励んでいられます。

 

今後もこの様なトレーニングには積極的にご協力させて頂きます。

 

 

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2014年

1月

19日

南海巨大地震被害想定

内閣府の南海巨大地震被害想定より

 

「津波により、約13.2万棟~約16.9万棟が全壊する。これに伴い、約11.7万人~約22.4万人の死者が発生する。また、津波浸水に伴い救助を要する人が約2.6万人~約3.5万人発生する。」

 

どれだけの人がこれに対しての準備をしているのか。

私が住む大阪でも大きな被害が想定されている、雨の被害も少ないところで津波等の意識は当然低い。

 

こんなブログでも一人でも目に付けば、少しでも意識を持つ方が増えれば無駄な被害は少なくなるはずです。

 

 

ブログと商品をリンクさせるのはあまり好まないが、誰もが使える道具が

レスキューポールです

 

 

 

 

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2014年

1月

13日

急流救助 パート13 流れ

季節は真冬ですが、急流に関してのブログも進めて行きます。

 

パート10から水の流れについて紹介してきましたが、水に重みがある為に下流に流れる際には下に沈みながら流れていくと紹介をしました。

 

では、下(川底)に流れた水はその後はどうなるのか。

川底に行けば、左右に分かれます。左岸右岸側に横移動です。

左岸右岸に到達すれば次は、また水面に上がります。

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2014年

1月

08日

フレーム パート12

昨年末のワークショップの一コマです。


1本あたり1,000円弱の檜(ひのき)を使用しています。

長さ:2m50cm/2m20cmの2本。

丸太直径:12cm前後

 

アリゾナボーテックス等の既製品と考え方は一緒なので力の向きを考えれば十分に対応できます。自然物は強度が分からない為に不安要素もありますが経験することで不安要素は消えると思います。

 

ロープレスキュー失敗4原因の一つに支点の不備があります。

支点の選択や作成の知識や技術が必要になります。選択や作成の知識、技術が無ければ、自分達の作業効率を優先してしまい不安要素があるままに活動しがちになってしまいます。

 

 

4月以降は消費税増税に伴いレスキュー3TRR、SRT講習料金が値上がります。

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2014年

1月

06日

アウトドアスポーツに安全は無い!

自分の経験を通じて、今後は救助の知識や技術だけでなく、アウトドアスポーツについても紹介して行きたいと思います。

と言っても、川の経験と微々たる海、山の経験しか有りません。

 

18年前にアウトドア業務についてから昨年までに私の知り合いがアウトドアスポーツ中に亡くなった仲間がざっと数えても5名は居る。亡くなった状況は業務中、プライベートでの行動中です。一時的な意識不明や、靭帯断裂、骨折などを含めれば、そんな仲間の数は数え切れない。業務で行っている者は、それだけリスクの高い状況に居るので事故が多いのも当たり前ではあるが、事故が起きた時のことをどこまで考えて行っているのか、ここに個人のレベルの差が大きいと感じる。

 

アウトドアツアーに参加する一般の方にも伝えるなら、安全なツアーはどこにも無い。「ガイドさんが助けてくれるわ!」 ありえない!!(いつもは)

こんな事を書けば、アウトドアツアー関係者から怒られてしまうかも知れないが、業務を行っている方、参加される方、双方に改めて考えて頂ければと思います。その為に100%完璧な物では有りませんがブログを通じて今後、紹介して行きたいと思っています。

 

事故は減らして行きましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2014年

1月

01日

2014年 今年も宜しくお願いします。

今年も宜しくお願いします。

年末にも記載した様に、今年度は資機材の販売も進めて行けるように努力に努めます。

救助活動において装備資機材が十分でなかった為に、救助が出来なかった、自身や仲間を守れなかったと言う事態が少しでも減少させれる様に、お買い求め安い価格設定をと考えています。

円安の動きは正直厳しいところは有りますが、出来る限り努力させて頂きます。

 

今年も宜しくお願いします。

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2013年

12月

29日

2013年お世話になりました。

先週、大阪府下の消防組織より依頼がありワークショップを行い今年の講習を終了しました。

今年、設立しいつまで継続できるか分かりませんが少しでもご協力出来るように努力してゆきたいと思います。2013年ありがとうございました。

 

本日、商品を少し更新しました。

随分と時間が掛かってしまったのですが、お買い求めやすく、自信を持ってお勧め出来る品物を販売したいと思い試行錯誤してきたのですが、なかなか上手くい行かず時間が掛かってしまいました。そして為替の変動がさらに厳しい状況に。今後は為替の変動によっては予告なく販売価格が値上がりすることをご了承下さい。

今後も少しずつですが商品数を増やして行きたいと思います。

2014年度もよろしくお願いします。

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2013年

12月

23日

急流救助 パート13 この状況、どうします?

下記、映像は増水した川に幼い子供が取り残されています。
目の前に居る要救助者。

目の前に居ると言えども簡単では無いですね。

 

 

※映像には広告が有りますが当社とは一切の関係が有りません。

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2013年

12月

14日

ロープレスキュー パート11(プルージックⅡ)

プルージックの長さ

 

ブレーキとして使用するプルージックの長さはブレーキマインドレス(アゴ付き)プーリーのサイズに合わせて長さを調節します。出来る限り早くブレーキを掛け、余計な引き戻しを無くす為と、伸び率の低いロープを使用する際に衝撃を与えない様に注意する必要があるためです。

 

ミシンで端末を縫い合わせた商品もありますが、長さの調整が出来ません。ただし、メインのラインに巻く際に、引っ掛かりが少ない為に巻きやすいメリットがあるのと、熱圧縮チューブが付いている物は下記の写真の様な心配はありません。

 

大阪 テクニカルロープレスキュー講習

2014年2月、3月講習日程

※2014年より消費税増税に伴い講習料金値上がりは確定的です。

 

 

 

 

 

プルージックとは関係ありませんが、

10日、大阪府警機動隊の方よりロープレスキュー講習依頼があり行ってきました。人数に制限をかけさせて頂きましたが多くの方が興味を持っており、すべての席が埋まり参加して頂きました。時間にも制限がある為に初回は机上講習のみですが、次回は実技を予定しています。また、そこで多くの方が今後、大阪府民始め、救助を必要とされる方の為にスキルを上げる切欠となれば、切欠となる様に頑張ってきます。

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2013年

12月

02日

急流救助 パート12 流れⅢ 

講習が続いていた為にブログの更新が遅れてしまいました。

 

さて、季節は冬ですが急流救助の項目で、前回のブログから、スローバックレスキューにおいて流れを受けている要救助者が水圧を受けると水中に沈みいると紹介させて頂きました。

 

この危険性を回避するには、水圧から逃がせば良いのです。前回のブログでエディ(淀み)に誘導すると紹介していますが、それまでに水中に沈められしまう訳ですから、要救助者がライフジャケットの様な浮力が無ければ、僅かな流れでも水中に沈んでしまいます

 

単純に投げて誘導ではなく、要救助者がロープを掴めば、流れの速さによってはロープを投げる救助者も下流に降りながら、またはロープを引く力を緩める、ロープを少し出すなどして水圧を少し緩めながら誘導します。救助者も水圧によるロープの引張力から逃れることが出来ます。

 

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2013年

11月

23日

アリゾナボーテックス 2

アリゾナボーテックスのヘッド、Aフレームジョイナーが作り出す角度は?

 

私もAフレームの角度が何度に設定されているのかは知らないのです。

見た目は45度または60度ぐらいの様に見えます、数学的にもハマりそうな数字ですが、実は、何度も繰り返しテストをした結果、安定性と強度のバランスより今の形(角度)に落ち着ているのです。

 

前回のブログ、今回のブログの出処は、アリゾナボーテックスを製作しているロックエキゾチカ社からの情報です。

 

 

 

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2013年

11月

21日

アリゾナボーテックス 1

知らなかった。思い違いをしていまいた。

 

これまで、私よりアリゾナボーテックスの講習を受講された方で、

私は間違えた説明をしていました。申し訳ありません。

 

アリゾナボーテックスの安全使用荷重2.7kN=600ポンドの出処は、

NFPAのGeneral USEと思い込んでいましたが、違いました。

セフティーファクター、10:1ルールを知っている方も少なくないと思いますが、このアリゾナボーテックスは13:1ルールで作られています。さらに安全度を考えて作られているのです。


次回、アリゾナボーテックス Aフレームジョイナーの角度について。

 

 

こんな私で宜しければフレーム講習を承ります。

 

 

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2013年

11月

16日

ストレッチャー 

日本製です

まだ、商品化されてはいませんが10万円以下で販売が予定されています。

アメリカ基準やヨーロッパ基準ではありませんが、

強度計算などは行われています。

フレームだけの重みは女性でも持てる程の超軽量で驚きです。

サンプル品のためネット及び寝台においては自主制作ですが

販売時にはこれらもセットの販売が予定されています。

 

 

追伸

商品販売の手続き等に時間がかかり皆様には大変ご迷惑をお掛けしています

 

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2013年

11月

12日

ロープレスキュー パート10 ロープ

どの様な道具においても特徴があるので、その道具の特徴を知らずに使用すればそのリスクは自分達に跳ね返ってしまう。

 

今の時代には化学繊維で出来た素材のものがあります。ロープレスキューの講習で伝えるのも、素材による適材適所があるからです。水に浮く、熱に強い、耐久性、柔軟性など状況によってどの様な素材が良いのか。

また構造の違いで摩擦制動を増やしたり、曲げやすくしたり、伸びやすい、伸びにくいが変わります。また、素材と組み合わせることに寄り、状況に応じたロープが出来上がるのです。


何でも良いので、「あるものを使っておけ!」では自分達へのリスクを高めるばかりです。

 

 

 

 

 

 

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2013年

11月

03日

空気注入型ボート 修理

台湾に行ってきました。

 

私はこれまでに空気注入型ボート(ラフティングボート)を100艇以上の修理経験があります。この経験を活かし台湾のボートメーカー HOJO RUBBER社を訪れ、日本人初のボート修理担当者として認められました。

 

HOJO RUBBER社はIRB、ラフトボート、ライフジャケット等の商品を製作販売をしています。訪れた時にも台湾の公的機関より100艇を超えるIRBの注文、オーストラリアから空気注入型のライフジャケットの大量注文、そして日本でも有名なスキューバーダイビングメーカーのBCで、もっとも重要な内部を製作されていました。

 

何より驚いたことは全て手作りです。そして、これらの業務を中心に行っているのが50前後のおばちゃん達です。

 

日本では考えられない程のボロボロのラフトボートや船外機付タイプのボート、バナナボート等のプレジャーボートの修理依頼も受けており、その修理依頼のボートを使用して修理者の認定のテストが行われました。

上の写真は修理依頼があったボートで自分が担当したフィッシングボートです。日本では確実に捨てるレベルに達しています。

写真右の左側に矢印の箇所が要修理箇所です(その他にも剥がれている部分はありますが)。右側の生地の繋ぎ目からアプローチして内側、外側の修理をします。
その繋ぎ目を外すだけでも日本ではボートを捨てる覚悟です。

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2013年

10月

31日

ロープレスキュー パート9 ノットテスト

上記写真は誰もが分かる8の字結び(フィギュアエイトオンアバイト)です。

力が掛かれば、どの部分から破断するのか。

 

私の講習に受講して頂いた方には、話をしたことがあるかと思いますが、こんな写真での紹介はしていませんでしたので、と言うよりも、たまたま写真が見つかったので紹介しておきます。

 

下記をご覧下さい。

 

問題はなぜ、この部分から破断するのか。

全ては最初の写真にヒントがあります。

 

※青色で色が塗られていて強度が落ちてるじゃないですよ。

 

 

12月講習空席あります(笑)。

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2013年

10月

25日

急流救助 流れ パート11 流れⅡ

パート10では水に重みがありその流れが高い位置から低い位置に流れると紹介しました。

 

この水理現象が非常に厄介なのです。川の救助にロープを体に直接結びつけ救助に向かいロープが何か障害物に引っかかれば、どうなるか。

仮に腰にロープを巻き付ければ下記の図のようになる。

ロープが伸びきったところで、そこからは下に下に沈み込む。

では、次に

 

流されている要救助者にロープを投げた、要救助者はロープを掴む事が出来たとする。

ロープは流れの力を受けている為に、ロープはピーンと張った時に同じく流れの速さによっては要救助者は水中に沈む事になる。その為に、ロープを掴んだ要救助者を流れが穏やかな場所に誘導する必要があるのです。

 

今日の豆知識はここまでとします。

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2013年

10月

20日

急流救助 パート10 流れ

川の流れについて

 

以前にも川の流れが早ければ早いほど水圧が大きくなる事は言うまでもないと伝えましたが、なぜ水圧が大きくなるのか、これは水には重みがあるかです。

 

では、重みがあると言う事は下に下に向かうって事ですよね。だから高い位置から低い地に流れようとする(山から海へ)。では、流れている最中は?流れている最中も高い位置から低い位置に流れています。水面から川底に向かって、川底に向かって流れた水は行き場を失い、川底で右と左に分かれます。右左に流れた水は川岸が行き止まり、川岸が硬い壁面であると水は壁面伝いに上にあがります。壁面伝いに上に上がった水は行き場を失い、中央に戻ります。この水の動きをヘリカルフローと呼びます。

 

今日はここまで。

 

 

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2013年

10月

12日

ロープレスキュー パート8 メインシステム

こうなるか。

 

シンプルで操作も難しくはない。簡単、迅速となれば言うこと無いでしょう。
が、使用頻度による消耗はいかほどのものか。これまで長く使用したIDもやはり消耗によるブレーキの効きが悪くなることもありますから。

個人的にはIDやMPDの様な挟みこむ器具の使用だけでなく、摩擦を利用して降下するブレーキーバーなどの使用が出来た上での使用が良いかと思います。(挟みこみも摩擦ですが・・・)
MPDやIDがダメでは無く、資機材にはメリット、デメリットを知らずに使用する事の方が怖いと思っています。

 

 

費用はかからない、こうなるか。

 

器具の数は多く必要ですね。システム構築の時間もかかります。ブレーキーバーは慣れるの少し時間が掛かりますね。このシステムだと引き上げから降下への切り替えも慣れないと。(どれもこれも慣れは必要ですが)

一つ、一つの器具が高くはありませんから消耗しても容易に交換できますね。

 

 

これも、ありです。

 

プルージックをウェビングに変えて引き上げから降下への移行をより楽にした方法です。システムの構築により時間は掛かります。ウェビングで作成するとあまり長い時間を置くと緩んでくるので、その注意は必要です。既製品もありますが少し高くついてしまいますね、その分緩みは少ないですが。一度使うと巻きなおすのは手間ですね。
これも、消耗しても交換が容易ですね。

 

 

これはどうでしょう。

 

8mmのロープで単純な倍力システムにしています。システム構築に時間はかかりますね。

一度使ってもロープを巻きなおす手間はウェビングで行うよりも早く行えますね。カラビナに直でなく、プーリーを入れて(アズテックでも良いですが)より素早く巻きなおすと言うのもありですが。そこまでするとMPDまで行かなくとも少し高価なシステムになりますね。

 

 

 

 

それぞれ、メリット、デメリットもありますしどれが良いと言うのも言えませんが、標準化づくりもあれば、人の命はお金にかえれないと言えども予算の関係もありますので、状況環境に応じて器具を選ぶ必要がありますね。

 

どのシステムでも、使いこなせば最大の武器になりますよ。

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2013年

10月

09日

レスキュー3 TRR&SRT等 講習料金値上がり

2014年度 4月1日より消費税増税に伴いレスキュー3受講料金が全国共通で値上がりの方向で進めらています。来年度4月1日からの講習料金は下記予定されています。

 

SFR:   講習料/\21,000(今年度まで\20,000)  
SRT-1: 講習料/\42,000(今年度まで\40,000)
SRT-2: 講習料/\36,000(今年度まで\35,000)  
TRR-T: 講習料/\47,000(今年度まで\45,000)
 

上記にプラス保険料金が別途必要になります。

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2013年

10月

07日

ロープレスキュー パート7 ウェビング

ウェビングは主に支点作成に使われていると思う。

支点作成以外でも多用途に使用できると言うことで、個人的には非常に便利な資機材と思っています。

 

今回はこのウェビングのカラーについて

ロープレスキュー用品の販売店は日本には数少ないが、ほとんどが

グリーン 1.5m(5フィート)

イエロー 3.6m(12フィート)

ブルー  4.5m(15フィート)

オレンジ 6.0m(20フィート)

レッド  7.5m(25フィート)で販売されています。

 

ただし、アメリカの組織すべてがこのサイズにしているかと言うと、グリーン、イエロー、ブルーまでは多くがこのカラーも、6.0mがレッドであったり、7.5mをブラックにしている組織もあります。

 

統一にしていない理由が何か分からないが、使用の多くを支店作成とした場合に木に囲まれた山で使用するのと、岩肌が丸見えの環境、鉄分を含む赤っぽい岩郡での使用など色を識別するために変えているのかとも個人的には思っています。

 

活動環境によって使用する資機材全てにに違いが出るのだから、個人的には一つの基準に右にならえをする必要は無いと思っています。と言う事で、私はオレンジのウェビングを使用せず、レッドの6.0mを準備しています。

 

 

床面がタイル、フローリングなど摩擦抵抗の低い場所では、いち早く安全な場所まで要救助者を移動させる事ができます。

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2013年

10月

04日

ロープレスキュー パート6 プルージック巻き方

プルージックの巻き方

 

プルージックはロープが張られていると比較的巻き易いのですが、張られていても、張られていなくても、ロープが縦に流れていても対応できる様に準備しておく必要があります。

 

ポイントは、最初の1周目です。しっかりと巻きつけ形を作ります。2周目は結びが通る程の遊びを作ります。あまり大きな遊びを作ると、ロープが重なり合いのちにドレスアップ(整え)が必要となるので大きな遊びを作らずに、内側に巻いて行きます。3周巻き付け、たるみが無いように絞り込み、プルージックとロープーをもって滑らないか確認します。

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2013年

9月

28日

急流救助 パート9 SRT講習

SRT講習行いました。

 

風は少し冷たい時もありましたが、天気良く気持ちの良い3日間でした。

遠方からの参加に感謝しています。

積極的、向上心豊かな若いライフセーバーの方も参加してくれました。

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2014年

2月

17日

急流救助 パート14 

知識や技術のブログが久しぶりになりました。

 

川の流れについて、水には重み(質量)があるので下に沈みながら流れていくとお伝えしました。これが川においては、やっかいなんです。

 

体験談を話すと

川でのトレーニング中に、水面下が侵食された岩(アンダーカットロック)が有り(侵食とは流れがその岩に当たり削られている)その侵食された岩の上流側で泳いでいたのですが、予想以上に流れが早くその侵食された岩の正面に流され飲み込まれてしまいました。浮力のあるライフジャケットは身に付けていましたが、一瞬でした。

 

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2014年

2月

10日

ホットカッター

ネットショッピングで購入したホットカッターです。

 

刃の部分は刃と言う程の刃ではない、熱でナイロン製などの生地を切るための道具でカッターナイフの様に鋭い刃はないので指など切ることは無い。あえてより切れるように包丁研ぎで怪我しない程度に研ぎました。

ネットで2000円~3000円程で販売されています。

これで十分でしょ。

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2014年

2月

03日

ウォーターノット&本結び  パート14

ウェビングで支点を取る際に、今では何も考えずに結びはウォーターノットを行っています。他の結びではダメなのか?

 

先日、質問を受けました。私も学んだ事をそのまま疑問とせずに皆様に伝えていました。すみません。まさに、形だけで覚えてしまい「なぜ?」が無かったのです。

 

荷重が掛かったり、荷重が抜けたりを繰り返す際に(これを サイクリカルローディング Cyclical loadingと言います)結びの中には解けやすい結びがあります。本結びもその内の一つです。その為に解けにくいウォーターノットを使用しています。

ウォーターノットも本結びも強度は殆ど変わらないそうです。

もし本結びを使用する場合には端末の処理が必要です。ウォーターノットも充分な端末の長さとドレスアップやセットをおろそかにすると解けてしまうので注意が必要です。

 

形で覚えてしまうと、この様に必ず基本に戻ってしまいます。3日間のテクニカルロープレスキューは基本を中心に行います。基本を理解することでより応用テクニックの理解度が高まります。

 

大阪府貝塚市TRR講習

 

 

 

 

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2014年

2月

01日

17mのレスキューポール

北九州市若松区沖で内閣府職員が変死 ボート転覆のニュース

 


巡視艇が現場に駆け付けると、ゴムボートの中で倒れている人影を確認しました。しかし強風・荒波のため巡視艇はゴムボートに接近できず、約40分後の午前11時ころにボートは転覆しました。

 

 

17mのポールが有れば、それで引き寄せることが出来なかったのかなぁ。と、17mは海では爪楊枝レベルか。海外では海でも活躍しているようだが、強風・荒波では打つ手無しか。

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2014年

2月

01日

エッジガード パート13

写真は、今ではメジャーなエッジガード。

ロープレスキュー 失敗4原因の一つ、エッジでのロープの断裂があります。ロープの負担を小さくするエッジーガードです。

 写真は自作品です。

厚めの帆布生地を購入して解れない様に両サイドをミシン縫い。

4角にハトメを取り付けただけです。

 

 

 

写真の生地は4号サイズですが、より厚手の生地となれば3号、2号と小さい数字を選べばよい。

 生地は90cm幅 70cm長さでネット1,000円ほど。

このサイズで十分でしょ。

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